魚の遺言

垂れ流しで恐縮です。推敲もしていないもので、申し訳ない。ご指摘有ればコメントお願いします。

AI進化とか無人化に関する議論って、大体ズレてね?

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昨今、世の中の無人化に関する議論がなされており、Youtube上でも様々な議論が巻き起こっている。

が、殆どの動画で言われているのは、要約するとこんな感じだろう。

 

 ― やがて世の中は無人化され、便利になって行く。
 ― AIの発達により、人間が働く必要が無くなり、ベーシックインカムが必要になって行く。

 

上記2点に尽きる。

 

本当にそうだろうか?

 

私はその想定は微妙過ぎると思うし、エネルギー枯渇or高騰、資源、機械維持運用、犯罪、モラルハザード、セキュリティリスク、etc… といった重要な点を見落とし過ぎていてちゃんちゃら可笑しいと感じてしまっている。(一生懸命HIU等をやってくれているホリエモンさん等には本当に申し訳ないのだが…。あくまでこの点に対してのみの突っ込みですのでご理解ください。)

 

 ― 無人化により機械が増えて行くが、それらを動かすエネルギー価格は高騰もせず、機械部品は細かく数も増えて複雑化する(つまり故障し易くなる)が細かい回転系の部品は摩耗もせず永久に使え、故障もしない機械を誰もメンテナンスせず、働かなくなって暇になった人々は犯罪を起こさず、機械ばかりになって「Yes」しか言わない機械に囲まれても偉い人は粉飾も産地偽装食品を売ったりもせず、個人情報漏洩等の情報事故も起きない。(そんな事言ってないと言われるかもしれないが、間接的に暗示はしている。)

 

と、そういう事を暗示するような内容ばかりである。
はぁ?

 

今ですら脱税だったり東〇なんかのいろんな問題が発生し続けている世の中で、こんな事が実現される訳がないだろう。
トヨタのEV(電気自動車)構想だって、こんな前提が必要だと言われている。

 

 ― EVを世の中に普及させ、ガソリン車と総入れ替えする為には、最低でも原発があと20基必要。
   火力発電で補うのであれば、その倍必要。

 

上記の前提を満たす事が本気で出来ると思う人がどれだけ居るだろうか?

EVだけですらこんな状況になるのだ。
エネルギー価格が高騰し、人件費の方が安くなる可能性すら現実味を帯びる社会が予想できないだろうか?

 

結局は人間が働いた方が世の中は安定する、という気がしてならないのは私だけだろうか。

 

それと、AIに対する過剰な期待も微妙に見える。
自動コード生成迄実装しないと、AIと呼べるレベルとは言えない。
そこ迄行かないものなど、只のBigDataの高級なインターフェイスに過ぎない。

 

自動コード生成迄実装すると、先日ニュースになった「学習の結果、ヒットラーを称賛する様になった」MSのAIの様にリスクが出てくるので、インターネットに繋ぐ場合に「接続許可」なんかを政府に提出するとかになるんだろうか。(人格がおかしくなったAIが凄腕ハッキング技術を手にして、なんてSFの定番だし。)
そこにいくのに、対策組織発足なども必要になる。

 

で、AIに操作させるアクチュエーターも色々な規制の対象にする必要もあるだろう。
規制を実現し、守らせるのは人間である。様々なリスクに対策する為に、そこそこの数の人間が働く必要が出てくる。

 

 ― 仕事がなくなるというより、仕事が先鋭化(数は減るかもしれないが、高度化し、専門化する)する方が現実味のある想定ではないだろうか。

批判ばかりして私の想定を言わないのも野党的過ぎて卑怯かと思うので私も自分の想定を述べたいと思う。

 

 ― 教育が高度化し、高い技術を身に付けた機械工が自動化された産業で機械メンテナンス等に活躍する。

   無人化可能な産業はそれ程広く無く、その中で専門的に働くこととなる。
   当然給与水準は高く、専門性の高い職業として人気が出る。

   この分野は広範囲に転用も利く為、ワークシェアリングも行われる。

   (ワークシェアリングに関しては、理想論少し入ってるかもです。)

 

 ― 犯罪も高度化し、警察組織がアメリカの様に二重化する。

   (連邦保安官都道府県警察の感じ。今ですら必要性感じる。保安官側はもう少し政治家と距離を。※1志布志事件の再来が広範囲に起きたらディストピアだろう。)
   更に、サイバー犯罪対策の組織が成立し、特殊詐欺等の対策は県警と合同組織が策定されてそこで賄う。

 

 ― インフラ、食品、医療系の事業は、これ以上はあまり無人化されない。(モラルハザードが想定される為。)
 ― 人口に対して、SEの比率が増大する。(無人化された機械の上で動くのは、ソフトウェアや、プログラムの為。)

 

高度知識の需要も増える為、それらの教育レベル向上の為に学校教育も大幅に見直され、大学等の学問レベルの内容が「判り易い教材で」中学等の義務教育に降りてくる可能性すら有ると思っている。(その必要性が想定される為である。複雑化する社会に順応する為には、より有意義なリテラシーが必要となる。選挙に対する姿勢すら、リテラシーが向上する事で改善する可能性が考えられる。必要な教育だろう。)

 

リテラシーというものは、膨大な知識の塊から生じる、いわゆる「思考プロセス」である。

その為、濃厚で効率的な知識を若い年代から「理解」していくことが肝要だ。


高度な教育になる部分もあるだろうが、教材の質が高まる事で、知識の蓄積は格段に容易になる事は経験された事がある人も居るだろう。
映画等も教材として活用し、アクティブラーニング形式で「活用能」として定着させることにより、リテラシーの向上を目指すことになるだろうと想定している。

 

 ― 教育負荷が高まる様に聞こえるかもしれないが、多分実のある勉学に、楽しさが生まれる可能性も高いと筆者は考えている。
   (何のために学ぶのか解らない学問が減り、実用性の高い、リテラシーに関わる実践的、アクティブな授業が増える事となる。

    恐らく、大抵の場合楽しみを感じる部分もあるカリキュラムとなるだろう。

 

    会社の研修を受けた後、学んだ事を試したく、会社に行くのが楽しみな気持ちになった経験のある人も、読者の中に居るのではなかろうか。)

 

まあ、その実現のために文科省等は必死で準備を進めている事と想像しているが、もう少し国民に公開して欲しい物である。(皮肉)

 

文科省というと、旭川の苛め問題等での対応から察するに「無能でやる気のない集団」である事がまことしやかに噂され始めており、そろそろ解体論も出るのではないかと推定している。


是非とも政府内での立ち回りのノウハウを保持している組織で代替えして欲しいものだと思う。(日教組やPTAの相手等もある上、カリキュラム更新頻度も上がっていく。他省庁との調整も増える事が予想される為である。)


現実的な路線で推定すると、総務省を一部を母体とした新組織とかになっちゃうんでしょうか。総務省ならTVとかNHKだとかも管轄対象に抱えており、リテラシーに関して文科省よりもノウハウを蓄積している可能性を期待してしまう。

 

 ― 特定省庁が肥大化し、権力増大する事に懸念する声も出るだろう。

   総務省中心で各省庁から選抜して新組織を成立させるとかになるのだろうか。

 

政府には胸のすくような、構想案を構築して欲しいものである。
文科省の失態の犠牲になった女の子に、恥ずかしくない様な対応をして欲しいと、切に、祈る。


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※1 志布志事件: 警察を助ける為に無休で手伝っているボランティア活動家を、国から給料を貰っておきながら、政治家に買収された腐敗刑事が追い回し、一部を自殺に追い込んだ鹿児島の汚点。汚点から逃げるかのように、志布志周辺は港であるにも関わらず未だに全然発展していない。(ケツ拭くと思って、鹿児島の自民党優遇政策取れと心底思う。(私は自民党自体を嫌っている訳ではありません。念の為。))因みに、被害に遭ったボランティアの人は、自民党議員の対抗馬を応援していただけだった。